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自分の身は自分で守るという大切さ
心配かけるのも何だし・・・

ブログには書かないことにしていましたが
実は私、ちょっと闘病生活をしておりました。

今日はそんな闘病中のお話をしたいと思います。

この前亡くなった児玉清さん、早くに検査をしていれば助かったのかもしれないと言われてます。
私も今回の自分の病気のことで検査の大切を身をもって知ったので、もしお役に立てばと思い書くことにしました。

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あまりにもかわいくてつれて帰った芍薬の花^^
文章ばかりになってしまうのでお花の写真を入れてみました。



それは遡れば去年の2月、会社の検診で初めて婦人科検診を受けたときのこと。
37年間の人生で初めての検査でした。(これはブログにも書いたので覚えてらっしゃる方もいるかもしれませんね。そのときの能天気なブログ記事はこちら

まず、ここが問題点!!
30過ぎたら絶対に検査は受けましょう!!
「まさか私が」と放っておいた私が一番悪いのです><
でもこの「まさか私が」が本当にあるのですから油断なりません・・・

この検査で細胞異型性の疑いで要再検査になりました。

再検査・・・
あのびっくり仰天な検査をまたやるの??とブルーな気持ちに。002.gif
でもこれもあんまり深刻には考えていませんでした。

それまでに腎臓には腎炎の疑いが、心臓には不整脈の疑いがみつかり
そのたびに検査に行きましたが特に治療などはせずに様子見だったのです。
腎臓の方は慈恵医大に何回も通って何ヶ月も検査しましたがいつの間にか数値も元に戻り、
不整脈は何度か検査して本当に不整脈であることがわかったのですが処置や服薬のようなことは無く、「ストレスが原因なのでストレスを取り除いてください」と無茶なことを言われただけ。
検査って何のためにするんだろ?と疑問に思っていたので今回もそんなことになるんだろうと思っていたのです。

一応、六本木ヒルズのクリニックに行って検査しました。ここは会社の帰りにすぐいけるのと女医さんだから行きやすかったというのが選んだ理由です。
小池栄子さん風のさっぱりはっきりした女医さんに再検査してもらうと今度は精密検査をしたほうがいいと言われました。
「まあ、婦人科の病気は4人に一人がなりますから」
「もし最悪がんということになっても助かりますし」
とあっけらかんと説明なさるのでこれまた大きなショックもありませんでした。

そして、また検査??いい加減にしてよー007.gif
という気持ちでいっぱいでした。

ここから次の精密検査を受けるのになんと半年も時間を費やしてしまいました。(問題点その2)

これにはやっぱり理由があって、まず婦人科というものはとても予約を取るのが難しいというのが最大のネック。そして女医さんがいい・・・とか専門家がいい・・・精密検査の機械がある・・・と色々条件をつけて探していけば行くほど予約は取れません。2ヶ月先とかは当たり前、どんなに早くても2週間。
その日に行きたいと思ったらすぐに行かないと気がすまない私は益々億劫になってしまいました。

そうこうしてもいられない。とやっと動いたのが季節が2回も変わるころ。

条件の合う病院の予約が全然取れないので、近所の評判の良さげな所に行くことにしました。
ここは何が最後まで行くのが嫌だったかというと、お医者さんがイケメンの遊んでそうな方だったという所。もちろんちゃんとしたお医者様ですがなんとなくね^^;

病院自体は清潔でスタッフさんも感じがよく、設備も整い、患者さんも信頼しているようだったので行ってみてほっとしました。042.gif

ここでも何回も検査を受けました。
お医者様の内診だと「見た感じはそんなに悪そうじゃない」とのこと。
子宮頸がんの細胞検診というのは段階が5段階になってます。
とっても大雑把に言うと、1、異常なし、2、異型性を認めるが良性、3が軽~高度異型性、4,5は子宮頸がん
(詳しいことは各自でお調べください)
3には軽~中度の異型性aと高度異型性で要手術のbがあります。
お医者さんの意見では多分2、もしくは3a。

ところが精密検査の結果は驚きの3bだったのです!!

手術決定!!!005.gif


ここから今度は手術をしてくれる病院を探します。
イケメン医師が昭和医大の出身なので紹介状を持っていくのにも都合がいいかな?とそちらにお願いしようと試みましたが受付のお姉さんの感じ悪さに耐え切れず却下。
婦人科のエキスパートが居る病院は2ヶ月待ち!
結局また家の近くの総合病院をあたってみることにしました。仕事の関係で土曜日に病院へいけるところが良く、通いやすいところは1箇所しかありませんでした。

いろいろネットでも調べてみましたが、高度異型性の手術というのはとても簡単で手術の技術に大差は無いとのこと。もう病院を選ぶのを止めました。

その総合病院での再検査でもやっぱり3bは覆らず、手術の日取りをすぐに決めました。
子宮頸がんというのは緊急の対処を要する病気ではないらしいです。
とてもゆっくり進行するのでどうしても名医に頼みたい方は2ヶ月待てるのかもしれませんね。

でも私は2ヶ月もはらはら過ごすのは嫌だし、子宮の病気のことはともかくお産の面ではとても評判がいい病院だったので信頼することにしました。

手術を決めたのが年末、手術は1月に受けました。

年末は韓国で過ごしましたが、こんなことになってるので家族の皆様にいたわってもらいました。
それまで具合が悪くなるほどの「いい加減に子供産め!攻撃」にさらされていたのですがさすがに無くなり、ものすごく心配させてしまい申し訳ないくらいでした。

手術は成功、なんと15分くらいの簡単な処置だったらしいです。
5日間入院して、会社は土日をいれて10日くらい休みました。

後からわかったのですが、術前にした血液検査の結果、がんの数値が高かったらしく、3bでも初期のがんだったようです。「がん」という言葉が衝撃的すぎてこのとき初めてショックを受けました。
これまで六本木ヒルズの先生も、イケメンも大したことなさげなことを言ってましたがこんなことになっていたとは・・・本当に検査って大切です。
(断っておきますが、六本木ヒルズの先生もイケメンもとても優秀なお医者さんだと思います。実際、私は何かあったらもう一度診てもらいたいと思います。そんな彼らでさえ内診ではわかりえないことをちゃんと検査したらわかる・・・ということが言いたかったのです。)

祖母も叔母もがんで亡くなっているのに、あまりにも無頓着すぎました。
検査が嫌で今まで逃げてきたのに、結局何度も検査するはめになってしまいました。自業自得です。

子宮頸がんは5年後生存率90%ととても生存率の高いがんです。
でも10%・・・実際になってみると、この10が何故0ではないのかとても怖くなります。
今までは「人間、死ぬときは死ぬんだから!」と悔いのないようやりたいことをやってきましたし、長生きに対しても執着が無かったのですが目の前に終点への道が見えてしまったかのような錯覚を起こしました。怖いと思ったのは初めてです。
これからは定期的に検査を受けて行くつもりです。

今日も先週受けた検査の結果を聞いてきましたが、レベル1になったようです^^ よかった!
でも油断は禁物!

ここまでだらだらと書いてしまいましたが、皆様はお気をつけくださいね!

もし最初の検査結果で異常が発見されたら最初から総合病院に行くことをおすすめいたします。
(私は病院を何度も代わったのが長引いた原因でした。結局最初の健康診断から1年近くかかってしまいました。)
総合病院は待ち時間がひたすら長いですが何ヶ月も検査結果待ちをするよりはよっぽどましです。


そして読んでくださったみなさまお気になさってるかもしれませんが・・・
ご心配なく、子供は産めるみたいです。

お医者さんに「まだ若いし、お子さんもまだですしね」と普通に言われました^^;
まだ若いって・・・^^;
高齢出産が当たり前の世の中になったってことですね。

子供が産めることを前提の手術をしていただきました。
ただ、早産、流産のリスクは高いそうです。これは仕様が無いですね。
そのときが来たら十分気をつけようと思います。

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今日は長い、ながーい闘病記を読んでくれてありがとうございました♪
何が言いたかったかというと自分の身は自分で守りましょう!ということです^^
検査、すっごく大事です。1年に1回は受けておきたいですね!













by koolkooly | 2011-05-24 21:46 | ☆ひとこと
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