::驟雨:: 最終回 そして皆様よいお年を!
あとほんの数時間で今年が終わります。


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そして、約8年にわたりお届けしたこの::驟雨::というブログもいよいよ今回が最終回になりました。
まだ結婚する前からつづっていたこのブログ
最初は日韓遠距離恋愛を主旨としていた内容も遠距離生活が終わり、
東京での生活が始まり徐々に時代と共に流れ、姿を変えながらも
今では私のライフワークとして生活の一部として更新を続けてきました。

容量が足りなくなったからという実にプラクティカルな理由でのお引っ越し・・・
思いいれのあるこのブログを卒業するのは非常に心苦しくせつないのですが
料金を払って継続させるよりも新たなステージを用意するほうが自分自身の成長につながるかな?と
前向きな気持ちで卒業することにしました。

また新しいブログを始めるわくわくな期待感も一杯!
もしよかったら是非新しいブログにも遊びにきてくださると嬉しいです。


最初はなんて読むの?とよく聞かれた驟雨(しゅうう)というタイトルは
私の尊敬する劇作家、岸田国士さんの作品からいただきました。

「なんの変哲もない夫婦の間に突然降りだしたにわか雨のような出来事」

驟雨という作品は倦怠期の夫婦の日常という、さもいうとデリケートな題材を面白おかしく、そして温かく描いた名作です。
タイトルの付け方もセンス抜群!昭和のはじめにこんなとびきりのユーモアをこめて劇作をしたのかと思うと古い作品なのに新しさを感じました。
演劇少女だったころ、いつかこの作品と関わりたいと思いつつかなわなかった夢をずうずうしくもブログのタイトルに託したくなったのです。

そしてもう一つ、力を借りた作品があります。
驟雨は韓国語ではソナギというのですが韓国には誰もが知っているソナギという美しく切ない物語があります。これまたずうずうしいにもほどがある!と自分で突っ込みながらもその物語にもリンクさせていただきました。

日本と韓国、両方の名作からタイトルをつけさせていただき自分の中では最高に贅沢な気持ちでこのブログを始めました。
そんな慣れ親しみ、万感の思いを込めた「驟雨」からの卒業は自分でも新たな門出だと思います。

次のブログのタイトルも岸田国士さんの作品から拝借することは随分前から決めていました。
岸田さんはなんでもない夫婦の日常を描くのがとても上手な作家で
夫婦を題材にした作品が多いのですが、その中の一つ、私たちにぴったりな夫婦の旅行をテーマにしたお話があります。

明日は天気

今までが雨だったので明日からは晴れ!という前向きなニュアンスもいいな~とこのタイトルをまたまた拝借いたします^^

今までと変わることなく、ソウルのことや日常生活、旅行のことなどをつづっていく予定です。
今日まで驟雨をご愛読いただいた皆様、ありがとうございました。
新しいブログにも是非遊びに来てください!

エキサイトブログでお知り合いになった方は現在更新のある方を中心に引き続きリンクさせていただいておりますのでご了承ください。
そして「明日は天気」のほうもリンクしていただけるととても嬉しいです^^

本当にこの8年、支えてくださった皆様に感謝の気持ちでいっぱいです!


それでは最後に戯曲、「驟雨」の幕切れを引用させていただき、
いよいよ幕引きとさせていただきます。

どなた様も良いお年を!
本当にありがとうございました!


一同が座を起つた時、驟雨沛然として到る。
三人は無言のまま、窓越しに外を見つめる。
恒子。大きな溜息をつく。

朋子  なんていふお天気でせう。
譲  すぐ止むだらう。もう少し休んでいらつしやい。

長い沈黙。


――幕――

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by koolkooly | 2013-12-31 23:00
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